低価格かつ工期が短い

ローコスト住宅を選ぶメリットとして1番に挙げられるのは、安さです。マイホームを購入する際、住宅ローンを組むことが多いでしょう。住宅ローンの返済は、少なからず家計に影響を与えます。ローコスト住宅の場合は住宅ローンの借入額も抑えられるため、無理なく返済していくことが可能です。また、ローコスト住宅には工期が短いというメリットもあります。一般的なローコスト住宅の工期は、およそ3カ月。工期の短縮が実現するのは、間取りやデザイン、材料などを規格化しているからです。

マイホームを建てている間、賃貸マンションなどを借りて住むという方も多いのではないでしょうか。新居の工期の短さは、仮住まいにかかる費用の節約にもつながります。

お金をかけずにシンプルな家を建てたい人におすすめ

ローコスト住宅に向いているのは、なるべく家造りにお金をかけたくないという人です。予算に余裕がない人はもちろん、将来的にはマイホームの建て替えを検討している、という場合にもぴったりだと言えるでしょう。しかし、ローコスト住宅は、素材や設備の性能が優れているというわけではありません。オプションを追加するとさらにお金がかかるため、デザイン性や設備にはある程度の妥協も求められます。また、シンプルな暮らしを好むことも、ローコスト住宅に向いている人が持つ特徴の1つです。

ローコスト住宅は、いくつか用意された間取りや設備の中から選んで組み合わせることが多いです。規格化されているため自由度は低いものの、暮らしていく上で最低限必要な設備は備わっています。